こんにちは。まつもとです(^^)/(Twitter: @matsumoto_54111)
今回は出産レポートを書いていこうと思います。
私は2022年の初めに第一子の女の子を出産しました。出産方法は無痛分娩で、東京にある産院で出産しました。
初めての出産ということもあり、私自身出産前に色んな方の出産レポートを読んだり、無痛分娩について調べたりしました。今回のブログがどなたかのお役に立てたら嬉しいです。
それでは、以下の内容について書いていきます。
私が出産した産院の無痛分娩のやり方
以前から欧米などでは無痛分娩は主流だそうですが、最近では日本でも無痛分娩を選択する人が多くなってきたそうです。
無痛分娩といっても病院によって様々なやり方があると思いますので、私が出産した産院のやり方を書いていきます。
私は東京都内にある産院で出産しました。その産院では3~4割くらいの妊婦さんが無痛分娩を選択するそうです。いわゆる計画無痛分娩と呼ばれるもので、事前に出産日を決めてその前日から入院をするやり方です。
この病院での無痛分娩は事前に予約が必要でした。妊娠初期の検診にて出産予定日が決まるので、私はその段階で予約をしておきました。かなり早い段階での予約だなと思ったんですが、日によってはすでに予約が埋まっていてキャンセル待ちになる日もあったようで、予約できてラッキーでした。
もちろん、実際の出産が予約日になるとは限りませんが、予約さえしていれば、予定日と違うから無痛分娩が出来ないなんてことはありません。
出産が近づいてくると、妊婦検診で先生が子宮口の開き具合や赤ちゃんの下がり具合などを見て、出産が近そうだと判断されれば出産日および入院日が決まります。
そして出産日の前日から入院。翌日の朝から陣痛促進剤を使用して陣痛を促し、子宮口が5センチほど開いてから無痛分娩の麻酔を入れて出産するという方法でした。
なのでまったく痛くないという訳ではなく、子宮口が5センチほど開くまでは陣痛に耐える必要があります。なぜ始めから麻酔を使用しないのかというと、麻酔の性質上、始めから麻酔を使うと分娩の進みが遅くなってしまうことがあるからだそうです。
麻酔の種類も色々あるそうなんですが、この病院では硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔の2種類を使用されていました。通常、硬膜外麻酔のみを使用した無痛分娩を行う病院が多いそうなんですが、麻酔を入れてから効くまでに少し時間がかかります。そこで2種類の麻酔を組み合わせることによって、より早く麻酔の効果が出るそうです。
麻酔は背中から入れます。先生が背中に細い管のようなものを入れて、そこから麻酔を注入します。
麻酔の効き具合は個人差があると思いますが、上手くいけば痛みはほとんどないけどいきむことはできる、という状態になります。
麻酔が効いたあと、ボタンのようなものを渡されるのですが、もし陣痛が強まって痛みが出てきた場合はボタンを押して自分で麻酔を追加することが出来ます。追加できる量や回数は予め制限されていて、押せば押すほど出てくるものではありません。
その後は痛みが軽減される以外は普通経腟分娩と変わりないと思います。
ただ痛みが少ない分いきむタイミングが難しいので、そこは助産師さんや看護師さんたちが優しく教えてくれました。
計画無痛分娩を行っているとはいえ、もちろん予定通りにいかないことだってあります(後述しますが私も予定通りにはいきませんでした(^-^; )。
入院日より前に破水したり陣痛が来たりした場合は、予定より前に入院することになります。この産院では24時間365日無痛分娩に対応しているので安心でした。
なかには夜中の出産だと麻酔を打てる先生が不在のため無痛分娩ができないことがあるといった病院も珍しくないので、事前に確認されることをおすすめします。
私の無痛分娩出産レポート
ここからは私の出産が実際どうだったかについて書いていきます。
上記に私が出産した産院では計画無痛分娩を行っていたと書きましたが、私は予定通りにはいきませんでした。
その日、私は妊娠38週で妊婦検診を受けにいきました。先生に内診をしてもらうと、「ほんのすこーしだけ子宮口が開いてきていますね」と言われ、1週間後に入院することになりました。
ついに来週出産なのかとドキドキ(*^^*)
待ちきれず帰りのバスの中で夫に「来週出産するよ~!」と報告。夫はびっくりしてました(笑)
両親や兄弟にも来週出産することを報告しました。
その夜は夫と「楽しみだね~。今日生まれたらどうするー?(笑)」なんて話しながらゆったりと過ごしました。
そして夜11時頃、そろそろ寝るかと思っていると、子宮のあたりでプチッと感覚がありました。音がしたというよりは、子宮あたりで何かがはじけたような輪ゴムが切れたような(?)…そんな感覚でした。
一瞬、破水…?と思いましたが水が出てくる感じはありません。
しかし、しばらくしてお手洗いに行こうと思い椅子から立つと、少し水が出てくるような感覚が。でも妊娠後期は毎日数回の尿漏れはいつものこと。これも尿漏れかなーなんて思っていたんですが、お手洗いが終わった直後にもまた同じ感覚がありました。
ここで寝室にいた夫に「破水してるかも」と報告します。
陣痛は来ていたのかというと、この時点では少しお腹が張っている気もするけど、夜は張ることが多いし、いつものことかなという程度。
でも初産で不安だったので、破水か尿漏れ分からないけど水が出ている感覚があること、少し張っている気がすることを病院へ連絡しました。
対応してくれた助産師さんはとても優しくて、「1時間くらい様子をみて張りがつよくなる、もしくはやっぱり破水している感覚があるならまた連絡くださいね」と言われました。
しばらく様子を見ていると、痛みが少し出てきたのと同時にやっぱり破水している!と確信しました。このとき陣痛アプリで張りの感覚を測っていたんですが、なんとびっくり。ばらつきはあるものの、短い時で3~5分で次の陣痛が来ていたのです。
さっき病院に電話してから30分も経っていませんでしたが慌てて病院へ電話。すぐにタクシーで向かうことになりました。
私は事前にKMタクシーの「マタニティ―マイタクシー」に登録していたので、すぐに配車できお迎えも結構早かったです。
部屋からタクシーに向かう途中、歩くたびに水が出てくる感じがありどんどん破水しているのが分かりました。この時夜用のナプキンを付けていたのですが、それでは吸い取りきれず、応急処置としてタオルを挟んでその上からレギンスを履いてタクシーに乗り込みました。かなり変な格好ですがゆったりとしたワンピースを着ていたので外からは見えません(笑)
タクシーを降りてから病院に入る間もどんどん羊水が出てきます。この時点で痛みはあまり感じませんでした。というより緊張していて感じなかっただけで、実際は痛かったのかもしれません。
というのも助産師さんに迎えられ陣痛室に入った直後から、安心したからか急に痛みが強くなった気がしたのです。この時点で子宮口は1センチちょっと開いていたと記憶しています。
NST(赤ちゃんの心拍や陣痛を測るやつ)をつけられ助産師さんにこれからどんな流れで出産するか、出産後の入院中の話などを聞きました。「痛みが強かったら中断するので、ほんとに遠慮なく言ってくださいね」と言われました。
私は痛みはあったものの、まだ話を遮るほどではないなと思っていました。ところが、実はこの時点で結構強い陣痛が来ていたみたいで、助産師さんがNSTの数値を見ながら「え、今の結構痛かったですよね!?痛みに強いんですね」と言われました(*_*;
そこからは病院に来たと両親に連絡する間もないほどあっという間に痛みが強くなっていき、陣痛の最中はしゃべるのが難しくなりました。この時点で病院についてから1時間も経っていなかったと思います。
その後「結構子宮口が開いてきているから分娩室に移動しましょう。麻酔打つために先生を呼びますね。それまでは痛みがきたら呼吸をゆっくりして乗り切ってください」と言われました。この時、結構痛かったしお産の進みが想像の倍以上に早かったので、麻酔を打つ前に産まれるんじゃないか、これより痛くなるの!?と怖くなり、痛みも相まって全身が震え始めました。
出産前は陣痛が来たらきっと叫びながら耐えるんだろうな…と想像して夫にも「驚かないでね~(笑)」と事前に言っていたのですが、実際は声を出す余裕なんかなく、ひたすらゆっくりした呼吸を心がけ、ぶるぶる震えながら耐えていました。
痛くて一瞬呼吸を止めてしまいそうになるものの、私は妊娠中よくヨガをしていたので、ヨガの呼吸を思い出して何とか長くゆったりと息を吐くことを心がけました。
痛みが増してゆく中、しばらくして先生が登場!麻酔が打てると思うと少し安心したのを覚えています。
検診の時の先生はシュッとしたイメージでしたが、この時は真夜中で寝てたからか、少し髪の毛が乱れてるように見えました。今思えば陣痛中にのんきにこんな事を考えていたなんて(笑)。遅い時間に対応してくれて本当に感謝です!
さて、麻酔を打つ時は横向きに寝て背中を丸くします(海老ぞりの反対みたいな体勢)。そして背中に麻酔を打ちました。ぐぐぐっと一点をかなり強めに押されるような感じでこれがかなり痛かったんですが、動くと危ないので体勢を崩さないようにひたすら耐えました。
その後しばらくすると、あれ?少し痛くなくなってきた…と感じました。麻酔が効いたようです。
その直後、助産師さんに「子宮口全開です!」と言われました。私も夫もお産の進みが速すぎてびっくり(*_*;
バタバタして両親に病院に来たことすら連絡していなかったので、麻酔が効いてから慌てて連絡しました。「病院にきててもうすぐ生まれる!」みたいな内容だったような…。急すぎてびっくりしたと思います(笑)
あれよあれよという間にお産は進み、何度かいきんで頭が見えてきました。この時はもう痛みはほとんど感じておらず、助産師さんに「もう頭見えてるよ。触ってみますか?」と言われて触ったりしました。赤ちゃんは既に髪の毛が結構はえていて、ふさっとした感触を今でも覚えています。
そしてついに誕生。無事に産声を上げた我が子と対面…!感動して泣くかと思いきや、速すぎて放心状態。「おぉ。この子が私のお腹に入っていたのか」というのが出産直後の感想です(笑)
胸に抱いたときは弱弱しくて、でもあたたかくて、この時改めて母性が芽生えた気がしました。
へその緒を自分で切り、胎盤を見せてもらうという貴重な体験をさせていただきました。これは病院によると思いますが、私の産院では「へその緒切ってみますか?」「胎盤見ますか?」と聞いてくれて、せっかくならということで体験させてもらいました。
そして少しだけ会陰切開をしたので先生が縫ってくれてお産は終了。家で破水と陣痛を自覚してから3時間半くらいでの出産でした。第一子でこんなに分娩時間が短いなんて。想像してたのと違ったお産になりましたが、夫が立ち合いできたし、時間が経った今、あれはいいお産だったなぁと感じています。
今回は私の出産レポートを書いてみました。
一個人の体験にすぎませんが、こんなパターンもあるんだなぁくらいに思っていただけると嬉しいです。
これからお産を迎える皆さまが母子ともに健康でありますように。
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました!(^^)/